2009年のアイドル界を振り返る

今年は去年ほどの停滞感もなく、世間は不況だと言われながらも、それなりに活気を取り戻した感があります。その根拠になるのは、やはりAKBの躍進とハロプロの再生でしょう。AKBの勢いは今さら言うまでもないので、自分のホームでもあるハロプロ再生について書き連ねていきます。
世間的にはもう終わりかけという印象が強いかもしれませんが、今年はディケイドライヴに始まり、真野ちゃんのメジャーデビュー、モーニング娘。のロス公演、Buono!の単独ライヴ、熊井ちゃん単独のCM出演、さゆみんのバラエティ進出など、去年よりも積極的に動いていた年だったんですが、いかんせん、「外」に知らせる手段が限られていて、あまり大衆の目に触れることなく終わってしまったのも事実。かつてはシングル1枚だけのお遊び企画だったシャッフルユニットも、Buono!ガーディアンズ4として継続されたのも、小さいようで大きな意味のある改革でしょう。
来年はs/mileageのメジャーデビューが控えている以上、いちごのつぶログ開国以外にも、メディア戦略の練り直しが望まれます。今日のテレフォンショッキングで、堀内孝雄さんがいしよしに電話をつなぎ、さりげなく現役生も連れてきてくれと言ってくれたのも、その辺のあと一歩感に対する気遣いととらえるのは深読みしすぎでしょうか。
また、個人的に、今年はいろんな人との再会が多かった年だったと感じています。ウェザーニュースのキャスターを経てSKEに入った原田桜怜ちゃん、インディで復帰した北村ひとみちゃん、実は去年の3月からアメブロを書いてた泉明日香ちゃん、仮面ライダーディケイドでは鷲巣あやのさんに三津谷葉子さんなどなど。
その一方で、旧アバンギャルド社長や藤軍団代表が逮捕されるなど、明るい話ばかりでもなかった今年でした。

アイドルベストナイン2009

今年印象的だったアイドルを野球のベストナインに見立てて列挙する恒例(と勝手に思ってる)企画です。

  • 先発投手:真野恵里菜
    楽曲大賞投票時にも触れましたが、ハロプロ再生の象徴だと思ってます。
  • 救援投手:佐竹宇綺
    ミスマガジン受賞で、9nineの認知度も一気に上昇。個人でも、グループでも、活躍を期待したい1人です。
  • 捕手:矢口真里
    まさかの、または待望の新曲発表を泣いて喜んだのは、自分だけじゃないでしょう。
  • 一塁:篠崎愛
    メジャーになっても安定したぷに感を評価。
  • 二塁:谷澤恵里香
    やはり、自分はこういう体型が好きみたいです。
  • 三塁:藍谷莉穂
    なぜだか、見かけるたびに胸が苦しくなってくるのは、本気で惚れこんだということなんだろうか…
  • 遊撃:齊藤夢愛
    今年再会した人に列挙しなかったのは、こっちで選出しようと決めてたからです。
  • 外野
    • 中島愛里
      近年のミスマガジン出身者ではかえって珍しくなった、正統派の戦略に乗ったアイドル。
    • 中村静香
      特撮ドラマの2ndヒロインとして目にする機会も多く、作中でもそれなりに活躍してたので。
    • 小池里奈
      今年に入ってようやく受け入れられるようになったと思ったら、短髪化で一気にストライクゾーンへ食い込んできました。
  • DH:春菜はな
    あの迫力を目の当たりにしても何も感じない人がいたら会ってみたいです。

今年の新人賞は春菜はなちゃんで。また、齊藤夢愛ちゃんにはカムバック賞をあげたいです。

来年の希望、展望など。

U−15シーンを確立させた世代も徐々に学生を離れ始める時期になりました。もちろん、そこからデビューしたり、日の目が見えてくる人たちもいますが、まずはU−15も含めた若い層を、長期的なブームで終わらせないための、大人側の努力も必要になってくるでしょう。
また、藤軍団代表の逮捕で問題になった、ほしのあきさん、山本梓さんなどへの対極として採り入れられた、若いうちから露出過多な路線については、個人的には、アイドルシーン全般を盛り上げるためにはいてもいい存在だと思ってます。
ただし、アダルトイメージの領域に踏み行ってしまうような、性行為を連想させやすい描写などはやりすぎないよう、くれぐれもお願いします。
まずは…真野ちゃんのアルバムが10万枚売れて、s/mileageのデビューに弾みがつきますように。


(12/10 1:45脱稿)