完結からふた晩経って語る海賊戦隊ゴーカイジャー

当日は感涙しながら見てたので、余韻も落ち着いた頃に。
30年でも50年でもない、35というちょっと半端に見えるアニバサリー企画でしたが、ゴレンジャーと同時期に生まれた人が30歳で子どもを授かればちょうど視聴適齢期だよな、と気づいて納得。
(もちろんダイスオー販促の面も持ってるだろうけど)
かつて、平成ライダーでおなじみ白倉Pも話題にした、過去のヒーローたちを後世に伝える方法。
ディケイドの場合は、過去のシリーズを見たことないならば、変身アイテムと戦術、大まかな環境だけ残して新規に作り直すつもりでという気概はよかったものの、ル−プ構造にしても起点が不明瞭で以下略。
ゴーカイはどちらかといえばウルトラマン型で、キャストも含めて当時のまま残そうとしたもの。思えば、30年以上にわたって、休むことなく続いてきたTVなんて、NHKのニュースとドラえもんくらいじゃないだろうか。かの笑っていいともだってこの秋でやっと30年。ドラえもんだって、キャスト交替、時代の変遷による過去作のリメイクがあるわけだから、毎年毎年新規にアイテムやストーリーを練り出して提供してくれるテレビ。ほぼ全国一律でその時間にチャンネルを合わせれば、今ならツイッターにつないでわーわー言いながら盛り上がれるテレビ。であれば、しょせん子ども向けという第一歩から、もっと地位が上がってもいいんじゃないかな、とは常々感じるところ。
せっかくなら新規戦士だけで話を見てみたかった、せっかくなら過去戦士の素面出演機会がもっとほしかった、欲を言いだすときりがないんだけど、個人的には、30年以上休まず続いてきたシリーズを1年でまとめようとすれば、あれが(近似)最大公約数だったんじゃないかという気がしてる。海賊戦隊と冠されたところに、日本が津波で大ダメージを受けたのも今じゃご愛嬌。
ウルトラマン仮面ライダー、実はパワーレンジャープリキュアにも先を越されてた歴代戦士ゲスト企画、あまり連発されてもうまみがなくなるので、次にやるとしたら、50周年企画として、ゴーカイ以後の15年をまとめる感じで希望。
そういう点では、ウルトラマンの映画で小出しにする手法も理解はできるんだけど、AKBに魂売ってまで集客したいかなー。